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記号:大なり
ストーリー
記号:大なり
“限られた時間と強い覚悟”の現場で見つけた自分の使命

“限られた時間と強い覚悟”の現場で見つけた自分の使命

獣医師熊谷夜間救急動物病院
小吹 貴之
“限られた時間と強い覚悟”の現場で見つけた自分の使命
背景:ライン

夜間救急という働き方に興味を持った理由は何ですか?

学生時代、一次診療の実習と並行して救急医療の重要性を学ぶ機会がありました。そこで感じたのは、夜間という限られた時間の中で、判断と処置が即座に求められる緊迫感でした。昼間の診療では得られない独特の緊張感と、飼い主の強い不安に寄り添いながら治療にあたるという“医療者としての責任の重さ”に、強く惹かれたのを覚えています。


夜間救急には、「誰かがその時間帯にいなければ助からない命がある」という現実があります。その場面に立ち会い、必要とされる存在でありたいという気持ちは、学びを深めるにつれて自然と大きくなっていきました。このような背景から、夜間救急の現場に身を置くことを選びました。

日中の病院と比べて、違いを感じる場面はありますか?

日中の病院に比べると、夜間は来院数が限られるため、飼い主様と接する時間も短くなりがちです。一見すると負担が軽く感じられるかもしれませんが、その一件一件の重要度は非常に高く、短い時間で状況を把握し、必要な説明や判断を行う必要があります。


メリットとしては、診療の流れが落ち着いており、一頭に対してじっくり向き合えることです。その一方で、短時間のうちに信頼関係を構築しなければならず、言葉選びの丁寧さやコミュニケーション力がより求められます。限られた情報の中で最善の選択肢を導き出すという夜間特有の難しさとやりがいを、日々実感しています。

一緒に働くスタッフや先生方の雰囲気はどうですか?

夜間帯はスタッフの入れ替わりが比較的多い印象がありますが、病院全体の雰囲気は柔らかく、誰かが困っていれば自然に声をかけ合うような温かさがあります。緊急対応の現場でありながら、必要以上の緊迫感や重い空気が流れないのは、このチームの良さだと思います。


新しいスタッフが入ってきた際も、慣れていない部分をさりげなくサポートしたり、質問しやすい空気を作ったりと、自然と受け入れていく雰囲気があります。適度な距離感と集中力が保たれており、安心して働ける職場だと感じています。

急患に対応する際、どんな力が求められると感じますか?

緊急対応では、医学的な知識や技術はもちろん大切ですが、それ以上に「相手の立場で考える力」が求められると感じています。
動物と同時に、強い不安を抱えた飼い主様の気持ちを受け止め、短時間で信頼を得られるような接し方が重要です。状況が見えない中で不安な気持ちを抱えて来院される方が多いため、冷静で誠実な姿勢は欠かせません。


また、精神的なタフさも必要です。迷いや焦りを感じても、最終的に判断し行動するのは自分自身です。その覚悟を持ちながら、一つひとつの症例に向き合う姿勢こそが、夜間救急で求められる「人間力」だと感じています。

これまでで一番印象に残っている症例はありますか?

もっとも心に残っているのは、自分の判断不足により、帰宅後に亡くなってしまった症例です。当時の自分は知識が不十分で、視野も狭くなっていました。その結果、見落としてはいけないサインを拾いきれず、適切な提案ができませんでした。


この出来事は、今でも胸が締めつけられるほど悔しい経験です。しかし、それと同時に、「この経験を無駄にしない」と強く誓うきっかけにもなりました。
以来、診察後に必ず振り返りの時間を持つようにし、必要に応じて先輩や同僚に意見を求めながら、自分の判断が妥当だったか確認する習慣が身につきました。


あの症例が、自分の診療姿勢をつくる大きな基盤になっています。迷った時は必ず原点に立ち返り、「もう一歩深く考える」という姿勢を忘れないようにしています。

既卒採用

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